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女優イ・ヨンエ「視聴率より作品性を重視して参加」

ⓒ ISPLUS/中央日報日本語版

女優のイ・ヨンエ

女優イ・ヨンエ(45)が11年ぶりにブラウン管に復帰する。復帰作は今年6月から撮影が始まるドラマ『師任堂、the Herstory』(以下、『師任堂』)だ。

劇中、イ・ヨンエは韓国美術史を専攻する大学講師と申師任堂の1人2役を演じ、偶然見つけた師任堂の日記と謎の美人図にまつわる秘密に迫る過程を過去と現代を行き来する多彩な演技で描き出す予定だ。これと関連し、イ・ヨンエはすでに韓国美術史に関する参考文献と資料などを見て師任堂の役作りに入っている。

イ・ヨンエは2004年に放映が終了したMBC(文化放送)のドラマ『宮廷女官チャングムの誓い』以降、ドラマへの出演がなかった。『師任堂』はイ・ヨンエの10年ぶりの演技復帰作であり11年ぶりのお茶の間カムバックだ。特に、『宮廷女官チャングムの誓い』は韓国内で全国視聴率50%前後となったほか、中華圏の韓流ブームの火付け役になったドラマと言われている。当然、次期作に対する負担が大きくならざるを得ない。


イ・ヨンエ側の関係者は26日、韓国日刊スポーツの取材に対し、「本人にも大きな負担になっているが、視聴率については考えないようにしているようだ。今考えるべきことは作品性とその意味に対して解決策を出すことであって、視聴率ではない」とし「事実、最近のドラマシステム上、『師任堂』の制作環境は少し厳しいかもしれない。しかし、作品性を優先に考えるのみ」と説明した。

『師任堂』は朝鮮時代、師任堂申氏の人生を再解釈した作品で、天才画家・師任堂の芸術魂と不滅の愛を描く。ドラマ制作関係者は「企画段階から申師任堂はイ・ヨンエを念頭においてつくったと言っても過言ではない。イ・ヨンエの古風で優雅なイメージと師任堂がよくマッチすると判断した」とし「イ・ヨンエが創りだす師任堂がどのようになるか、今から期待される」と伝えた。

関係者は続いて「作家が準備した資料はとにかく大量だ。朝鮮の美学と儒学の基本精神などに対して多くの調査を惜しまなかった。イ・ヨンエも資料を基に普遍的な朝鮮美学について勉強している。東洋美学の孤高な趣向やわれわれがこれまで知らなかった芸術を描き出そうと努力している」とし「単なる賢母良妻ではない、偉大な芸術家・師任堂の姿を見せたい。実際、どのようにして自然に師任堂に入っていくか悩んでいるところだ」と話した。

一方、『師任堂』は今年6月から撮影に入り、来年上半期の放送を目標に制作される。



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