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<中国発スモッグ>国内の汚染物質も減らさなくては=韓国(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
人体に有害な粒子状物質を含む“チャイナスモッグ”が足下の火となっている。だが、われわれの周辺の粒子状物質は必ずしも中国だけから来るのではない。国内の工場や自動車から出る排気ガスなども粒子状物質汚染度を高める原因のひとつだ。すぐには中国発の粒子状物質を減らすことはできない状況で環境基準をクリアするには国内での汚染排出を50%前後に大きく減らさなければならない状況だ。

環境部は10日、ソウル市内のホテルで開かれた「第2次首都圏大気環境管理基本計画案(2015~2024年)」に対する公聴会を通じ、首都圏地域の大気汚染縮小目標と推進策を出した。環境部は2010年基準で1立方メートル当たり47マイクログラムとなっている首都圏地域の粒子状物質の年平均濃度を2024年までに30マイクログラムに下げることにした。世界保健機関(WHO)の基準値である25マイクログラムに近い目標だ。また、微小粒子状物質(PM2.5)は2024年ごろに年平均濃度を2015年導入予定の環境基準値25マイクログラムに合わせることが目標だ。

環境部はこれに向け工場・自動車などから直接排出される粒子状物質は34%、PM2.5は50%減らすことにした。また、硫黄酸化物(SOx)は44%、窒素酸化物(NOx)は55%減らす計画だ。これらの物質は大気中で互いに結びついて粒子状物質となる。


削減策としては、▽電気自動車などエコカーの普及拡大▽軽油車などの自動車排出許容基準強化▽公害車両運行制限地域制度の導入▽建設機械と船舶などの排出削減事業などが含まれた。今回の対策案では特に公害車両運行制限地域制度拡大策も提示された。媒煙低減装置付着など低公害措置をしていない首都圏外の老朽軽油車が首都圏地域に進入する場合には過怠金を課すことを検討している。CCTVでナンバープレートを撮影し、車籍を照会した上で年式と低公害措置の有無などを確認する過程を経ることになる。現在は首都圏地域に登録された老朽化した軽油車が公害を減らす措置をせずに運行し2回摘発されると20万ウォンの過怠金を払わなければならない。



<中国発スモッグ>国内の汚染物質も減らさなくては=韓国(2)

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