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韓国トラ、世界タイガー“族譜”の標準へ(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

韓国トラ「テグギ」。

韓国トラが世界トラ“族譜”の標準トラとなる見込みだ。韓国研究陣が中心となった国際コンソーシアムが、韓国トラでトラのゲノムを解明したからだ。

その間、ヒト(2001年)をはじめ、チンパンジー、マウス(以上2002年)、ニワトリ(2004年)、ネコ(2007年)、ブタ(2012年)などのゲノム情報が公開されたが、トラのような大型ネコ科動物は今回が初めて。

朴鍾和(パク・ジョンファ)テラジェンバイオ研究所長(ゲノム研究財団個人遺伝体研究所長兼任)ら研究陣は「アムール(シベリア・韓国)トラ」から採取した血液でDNAを分析し、塩基配列を解明したと、国際科学ジャーナル「ネイチャーコミュニケーションズ」(ネイチャー姉妹誌)17日付で公開した。


ゲノム(genome)は遺伝子(gene)と染色体(chromosome)の合成語で、生物が持つ遺伝情報全体をいう。ゲノムマップとはこうした遺伝子を構成する有機化合物である塩基の配列順序を一つひとつ解明した一種の「生命体設計図」。ゲノムマップが解明されれば、該当種の遺伝的特性を一つひとつ知ることができ、特定の病気にかかる可能性を予想したり、病気になった場合に適切な治療が可能となる。

研究陣はゲノムマップ作成のため、2010年にエバーランドで韓国トラ「テグギ」の血液を採取した。「テグギ」は03年4月に韓国トラの夫婦「ホヨン」「ハニ」の間に生まれた。体調214センチ、体重220キロの堂々たる体格を持つ雄トラだ。



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