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フランクフルトモーターショーを占領したハイブリッド・電気自動車(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

トヨタが公開したヤリス・ハイブリッドR。

世界最大の自動車展示会、ドイツ・フランクフルトモーターショーが10日(現地時間)、フランクフルトのメッセ博覧会場でメディアデーを始まりに開幕した。22日まで続く今回のモーターショーには、世界35カ国の自動車・部品企業が参加した。約70モデルが世界で初めて姿を現した車だ。

2013モーターショーは内燃機関から電気自動車へのパラダイム転換を現した。速く強く華麗な自動車の代わりに、小さく軽くシンプルな車種が数多く登場した。初めて公開される「ワールドプレミア」車種も電気自動車やハイブリッド車が中心だった。フォルクスワーゲンのe-up!、e-ゴルフ、アウディのe-tron、ポルシェのパナメーラSEハイブリッドなど、量産される電気自動車を展示館の前列に並べた。

フォルクスワーゲングループのヴィンターコルン会長はモーターショー前夜祭のフォルクスワーゲングループナイト行事に登場し、4車種を一つひとつ説明した。ヴィンターコルン会長は「2018年までに電気自動車分野でも世界1位になるのがフォルクスワーゲングループの目標」とし「内燃機関の車を生産してきた従来の工場を電気自動車の生産が可能な状態にすべて変えた」と明らかにした。続いて「特に電気自動車のバッテリーとパワートレイン(動力を伝える装置の総称)技術を自主開発するために約400人の最高技術者を雇用し、すでに約7万人が電気自動車開発・生産のための教育を終えた」と伝えた。


フォルクスワーゲンが野心を持って出したe-ゴルフは115馬力の電気モーターが搭載されている。性能も従来の車に劣らない。停止状態から時速100キロに到達する時間は10.4秒、最高速度は140キロ。1回のバッテリー充電で最高190キロ走行可能だ。

小型電気自動車e-up!はエネルギー消費が100キロあたり11.7kWにすぎず、世界最高の燃料効率を誇る。最高速度は130キロで、1回の充電で160キロ走行可能。

BMWも電気自動車i3の量産型モデルを公開した。これまで主にコンセプトカー形式でモーターショーに展示されたi3は、内燃機関車に電気システムを取り入れた多くの車とは違い、完全な電気自動車として開発された。車体内部を炭素強化プラスチックで制作した。強度はほぼ同じだが、重さはBMW3シリーズに比べて20%軽い1195キロに減らした。最高出力170馬力で、完全充電すれば最大160キロ走行できる。レンジエクステンダー(Range Extender)という補助装置を付ければ、走行距離が100キロ近く増える。

しかし電気自動車は避けられない短所を持つ。内燃機関に比べて走行距離が短く、充電に時間がかかる。出力も落ちる。レンジエクステンダーのような補助装置があるという点がそれを表している。

このため今回のモーターショーでは、燃料なしに走る夢の実現を少し先送りする代わりに、現実性を強調したプラグインハイブリッド車が多数登場した。プラグインハイブリッドは石油燃料だけを利用してエンジンとモーターを動かした従来のハイブリッドとは違い、外部充電が可能な車だ。電気自動車へのパラダイム転換は認識するものの、内燃機関を完全に捨てることはできない中間段階の性格を帯びた車だ。

開催国ドイツのフォルクスワーゲン、ベンツ、BMWのほか、日本のトヨタ、英国のランドローバーなど主要自動車企業がほとんどハイブリッドカーを展示した。



フランクフ讃トモーターショーを占領したハイブリッド・電気自動車(2)

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