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【社説】尋常でない中国経済、徹底的に備えるべき=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
悪材料が続いている。米国の出口戦略で韓国を含む世界の金融市場が大きく揺れている中、中国経済までが尋常でない。米国の出口戦略より中国がさらに大きな問題だという分析まで出ている。そうでなくとも今年の中国経済は例年とは違った。1-3月期の経済成長率が期待の数値を大きく下回ったうえ、今年の経済予想値がずっと下方修正されている。中国の国内総生産(GDP)とほぼ同じ規模の地方政府の負債、シャドーバンキング(影金融)の問題が火薬庫として浮上したうえ、数カ月前には中国1、2位の太陽光企業が破産するなど企業の経営不振も表面化した。

こうした中、クレジットクランチ(信用収縮)に対する懸念が強まっている。その代表的な例が最近の短期資金の金利急騰だ。2日前、7日物レポ金利(銀行間金利)が10.8%で終わったが、取引中は一時28%まで上がった。10.8%でも06年以降の平均値(2.7%)の5倍近い高金利だ。中央銀行の緊急資金支援説、中国発金融危機の切迫説まで出ている。

もちろん中国政府の対処によってクレジットクランチ懸念は早期に鎮火できる。しかし成長鈍化は避けられないため、韓国経済は相当な衝撃を受けることになるだろう。中国は韓国の輸出の25%を占める最大貿易国だからだ。今年に入って輸出が振るわない中、中国の成長鈍化で輸出が減少すれば、韓国は今年2%台の低成長も達成できないだろう。政府の非常な対処を強調する理由だ。中国経済の行方に注視し、各シナリオ別の対応策を用意するなど徹底的に備える必要がある。

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