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盧武鉉前大統領の兄の側近の口座に200億ウォン

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
盧武鉉(ノ・ムヒョン)前韓国大統領の兄・盧建平(ノ・ゴンピョン)容疑者(70)の不正を捜査中の昌原(チャンウォン)地検特捜部は「盧建平容疑者の資金管理人と推定される人物の口座から数百億ウォンが見つかり、確認中」と18日、明らかにした。

昌原地検のイ・ジュンミョン検事補は「盧建平容疑者の弁護士法違反と業務上横領事件を捜査する過程で、疑わしい金が見つかった」と述べた。金額は200億ウォン(約15億円)台という。

この金は盧容疑者とその家族(妻・息子・娘)、盧容疑者が実際の所有主と知られている電気安全システム会社KEP(大邱市東区)の口座などを追跡する過程で確認された。盧武鉉前大統領の退任3、4年前から退任(08年2月)直後の08年5月まで出金・入金され、その後、資金の流れが止まった。この金は金融情報分析院(FIU)に申告されていないことが分かった。


イ検事補は「多額の金は盧武鉉前大統領やその家族とは全く関係ない」とし「盧前大統領を非常に悪い方向で利用した勢力の、非難を受けるべき行為のために生じた」と述べた。

検察は盧容疑者の周辺人物が盧容疑者や青瓦台(チョンワデ、大統領府)関係者を利用して金融機関から融資を受けたり、企業などから借りたり、利権に介入して得たものと推定している。マネーロンダリング(資金洗濯)のためにいくつかの口座に出金・入金されたとみられる。

検察は盧建平容疑者を相手に金の出所について調べなかった。盧容疑者を弁護士法違反と横領容疑で24、25日、遅くとも29日までに起訴した後、資金の流れを確認する計画だ。

これに関し盧建平容疑者は中央日報の記者に対し、「何の話なのか、夢のような話だ。初めて聞く。検察がそういう発表をしたのがおかしい」と主張した。

検察は盧容疑者が公有水面の埋め立て許可過程に介入し、S海洋開発会社から親せきの名前で9億4000万ウォンを受けた容疑(弁護士法違反)を確認したと明らかにした。また盧容疑者は実際の所有主と疑われているKEP社で約14億ウォンを横領した疑いも受けている。



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