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一時1ドル=1167ウォン、ウォンが4年ぶりの最安値

ウォン・ドル相場が4営業日連続でドル高に振れ、ウォンが年初来最安値(1ドル=1160ウォン)に迫っている。金融機関がドルを買えず地団駄を踏む状況も続いた。

25日のソウル為替市場で、ウォンは対米ドルで前日比3.7ウォン安の1ドル=1158.2ウォンで取引を終えた。取引時間中には一時、2004年8月4日(1ドル=1167.6ウォン)以降で最安値となる1ドル=1167ウォンまで急落した。しかし外為当局が大引けにかけて介入したことから急落の勢いにはブレーキがかかった。

新韓(シンハン)銀行金融工学センターのホン・スンモ次長は「国際金融市場の不安感が解消されず、金融機関のドル資金が枯渇したことがドル高につながった」と説明する。理論上、金融機関が1年以内の短期資金を取引する外貨資金市場と、外貨の需給により為替相場が決まる外為市場は分離されている。しかしいまは互いに影響を及ぼしあい、市場が不安になっているということだ。


政府も対策に乗り出している。企画財政部の姜万洙(カン・マンス)長官は同日、駐韓欧州連合商工会議所(EUCCK)主催で開かれた懇談会で、「万一(銀行の)外貨が不足した場合、政府と韓国銀行はこれを解決するためにすべての努力を尽くす」との考えを明らかにしている。



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