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ウォン安で5月の輸入物価45%上昇…原資材価格は84%暴騰

先月ウォン安が進んだことを受け、輸入物価が1年前に比べて44.6%上がった。 これは1998年3月以来の最高水準。 特に輸入原資材の価格は前年同月比で83.6%も上がり、韓国銀行(韓銀)が関連統計を改編した81年以降、最高の上昇率を記録した。

韓銀が13日発表した輸出入物価動向によると、5月の全体輸入物価はウォン安の影響を除けば27.6%の上昇となる。 しかし5月の平均為替レートが4月(1ドル=987.24ウォン)に比べて50.97ウォンのウォン安ドル高となる1ドル=1038.21ウォンを記録したことで、輸入物価をさらに押し上げた。 全体輸入物価上昇率の38.1%が為替レートの影響ということだ。

このうち原資材価格の上昇率は今年1月48.7%、2月49.4%,3月56.4%、4月58.5%に続き、5月には80%台を記録した。 中でも原油・無煙炭など燃料鉱物は1年前の2倍近い95.2%も上がった。


81年以前の原資材輸入価格と比較する統計はないが、現在の計算方式を適用すれば、79-80年の石油ショック当時の原資材価格上昇率が5月よりも高いと、韓銀は推定した。 また中間材の輸入価格は前年同月比28.8%上がり、資本財は17.5%、消費財は19.8%上昇した。

イ・ビョンドゥ韓銀物価統計チーム課長は「輸入物価は原油価格と為替レートの影響を大きく受ける。原油価格の動きが不確実で、6月以後も物価見通しはよくない」と述べた。

4月に比べると、全体輸入物価は1カ月間に10.7%上がっている。 用途別には原資材17.0%、中間材7.5%、消費財4.8%、資本財3.5%の順。

輸入物価は1-2カ月の時差をおいて国内生産者物価と消費者物価に反映される。 特に、エネルギー価格の上昇は国内の物価に直接的な影響を与えるものと分析される。 このため下半期の物価も上半期の水準を上回る見込みだ。

これに先立ち李成太(イ・ソンテ)韓銀総裁は11日、「直接的な原価上昇だけでは説明できない品目もある」とし‘便乗値上げ’を指摘した。 李総裁は「その間、価格調整を先送りしてきた品目が、物価上昇期に合わせて価格を調整する現象が表れる可能性がある。実際に部分的にこういう現象が出てきているようだ」と語った。



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